国防

もと防衛庁長官時代の石破氏の一冊。２００５年の作品なので、まだ防衛省なる前の本だが、ブックオフで目にとまったので購入してみた。
国防に関しては議論の分かれる難しい問題が沢山ある。
集団的自衛権の問題、イラクへの自衛隊派遣の問題、ＭＤによる弾道ミサイル防衛の問題などなど。
ＭＤの意義、自国は自国でまもる必要性、国連との関係、アメリカとの関係、そして個人の経歴なども触れている。
非常に心身ともに疲れる役職であることが、まず第一にこの本の感想だ。
日本という国は、良いも悪いも日本国憲法というものが法律の法律としてＴＯＰに掲げられている。
一方、国際情勢や国際条約なども時代とともに変化してきている。
憲法の解釈をどうとるか、あるいは、憲法を改正すべきかなどいろいろ議論はやまないが、そもそもこのような議論が
出てきたのも、核やミサイルの技術の進歩があるからだが、各国がもう少しお金の使い道を他の方向に向けてくれれば
いいのだが。。。。。
本当に難しい問題である。
防衛庁・防衛省といったものを理解する上では　面白い本。

★★★☆☆

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